内臓脂肪の性質と動脈硬化
内臓脂肪と皮下脂肪を簡単に比較してみましょう。ここに面白い例があります。脂肪エネルギーの使われ方を預貯金に例えているのです。
まず、内臓脂肪は、日々の生活のための普通預金。それに対して皮下脂肪は、いざというときに備える定期預金や積立預金。なんとなくその違いがお解かりですか?内臓脂肪は貯まるのも簡単ですが、燃焼もしやすいということなのです。日々の食事や運動によって減らすことができます。
ただし、内臓脂肪が蓄積された状態、つまりメタボリックシンドロームになると、生活習慣病を併発しやすくなります。すなわち、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満症などですが、これは動脈硬化の危険因子であることから、動脈硬化のリスクが高くなることもわかっています。また、メタボリックシンドロームの人、これらの生活習慣病を2つ以上持つ人は、まったく持たない人に比べて、心臓病になる確率が10倍近くになるともいわれます。さらに生活習慣病を3~4つ合わせて持っている人は、全く持たない人に比べてその確率は31倍にもなるそうです。
メタボリックシンドロームの病気自体が軽くても、複数の生活習慣病を持つ人は、動脈硬化が起きやすいのです。
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